ニューキノロン系抗生物質

red medicine

性病であるクラミジアは、性行為によって感染します。具体的には「粘膜同士の接触」によって起こります。性器同士が密着するとき、あるいは性器と口が密着するとき、粘膜接触は起こります。というわけで、挿入したりされたりする以外にも、口を使った愛撫をした場合にも感染することがあります。また、粘膜接触を避けることで予防することが可能で、コンドームを着用することがいちばんの予防方法となります。しかし、最近は挿入前のフェラチオの段階ではナマだという人が多いし、挿入するときもコンドームを使わないという場合もあるでしょう。そういう場合、一方がクラミジア菌を持っていればもう一方に感染してしまいます。
感染して体内に入ってきたクラミジア菌は初めは微々たる量なのでほそぼそと暮らしていますが、3日目を過ぎた頃から分裂を繰り返して増殖し、その数が増え、最終的には細菌がテリトリーにした部分に炎症を引き起こすのです。このようにして、クラミジアは発症します。
そしてそんなクラミジアを感知させてくれるのが、クラビットという薬です。
レボフロキサシンという有効成分を含むクラビットには、クラミジア菌の増殖を阻害する働きがあります。具体的には、細菌が数を増やすときに行うDNA複製を阻害するのがレボフロキサシンの働きです。DNA複製ができない細菌はそれ以上数が増えません。細菌というのは絶えず新しい個体を作り、古いものはどんどん死滅していくので、結果的に増殖できないまま減っていき、最終的には全滅することになります。
このような働きを持つ抗生物質は、専門用語的には「ニューキノロン系」というジャンルに属します。